文系出身で、AWSの実務経験のない私でも1か月の学習で、AWSクラウドプラクティショナーに合格することができましたので、この記事では、体験談として合格までに実際に私が行った学習について、ご紹介したいと思います。
2023年3月にAWSクラウドプラクティショナーを受験し、853点で合格することができました。
AWSクラウドプラクティショナー資格とは
AWSクラウドプラクティショナー資格は、AWS(Amazon Web Services)のクラウドコンピューティングに関する基本的なスキルを評価する資格です。この資格を持つことで、AWSクラウドの基本的な理解を深め、クラウドプロジェクトにおいて成功するための土台を築くことができます。
AWSクラウドプラクティショナー資格は、クラウドの基本概念、AWSの主要なサービス、セキュリティとコンプライアンスに焦点を当てています。この資格では、クラウドの利点や概念を理解し、AWSの主要サービスを効果的に利用するスキルを身につけます。
なぜAWSクラウドプラクティショナー資格が重要なのか?それは、クラウド技術がますます普及する現代において、クラウドの基本的な理解が求められるからです。この資格を取得することで、文系未経験でもAWSに対する自信を持ち、プロジェクトにおいて価値を発揮できるでしょう。
学習までに使用した教材・サービス
AWS Skill Builder
AWS Skill Builderとは、AWSをオンラインで学習するための公式プラットフォームです。有料コンテンツだけでなく、無料のコンテンツも豊富に公開されています。動画形式のものやテキスト形式の教材があります。
認定資格取得向けの学習教材もあり、私はAWSCLF資格取得向けの無料動画教材3時間と6時間のものを2本視聴しました。
日本語で、AWS社員がAWSの概念や基本的なサービスについて、解説してくれていますので、初めてAWSに触れるにはおすすめの教材です。
詳細な解説まではなく、抽象的で簡単な解説までしか有りませんので、ある程度AWSの理解がある方は見なくて良いと思います。
Udemy
オンライン動画学習プラットフォームのUdemyで以下の2つのコースを受講しました。私の会社では、Udemyを無料で使えるので、今回の学習でかかった費用は0です。
①【CLF-C02版】これだけでOK! AWS認定クラウドプラクティショナー試験突破講座(豊富な試験問題300問付き)
こちらは、AWSの概念から各サービスの詳細まで解説してくれています。15時間の長いコースであり、コース名の通り、これだけ受講すれば、AWSCLFの出題範囲は網羅できると思います。15時間で長いのでは、私は2倍速で受講しました。主要なサービスの部分は、ハンズオン形式も用意されており、AWSの無料利用枠を使って座学に加え実際のサービスを体感することができます。
投影資料もダウンロードでき、スライドも分かりやすいですが、講師の方の説明が、スライドに書いてある内容をただ読み上げているだけなので、動画を視聴してもスライドに書かれている以上に理解が深まることはなかったです。
②【CLF-C02版】この問題だけで合格可能!AWS 認定クラウドプラクティショナー 模擬試験問題集(6回分390問)
全65問の模擬問題が5回分受けることができ、AWS CLFでの出題範囲を網羅的に対策できます。基本レベル2回分と本番レベル3回分になっています。本番レベルのものは応用レベルかなり難しく、上記の試験突破講座を受講しただけでは、ほとんど解くことができませんでした。
私は試験当日までに、2~3周しましたが、基本レベルは8割程度解けるようになりましたが、本番レベルは最後まで6割程度しか解けませんでした。
試験を受けた感覚だと、本番レベルは本試験より難易度が高いので、実際の問題には、基本レベルに近い問題が出題されているように感じました。勉強時間が確保できない方は、基本レベルの学習だけでも良いかもしれません。
1問1問かなり丁寧に解説がされていますが、全問解いてからでないと回答、解説を確認できないという点がネックでした。模擬試験内容も日々アップデートされ、現在は、2023年9月19日より開始されたCLF-C02版に対応しているようです。
スマホアプリ
AWS認定クラウドプラクティショナー模擬試験
スマホアプリで試験対策ができるので、試験までの補強として、すきま時間や移動時間等で勉強しました。
難易度としては、Udemyの模擬問題の基本レベルの内容です。10問ずつ回答も確認できますが、解説が少し少ない印象です。勉強時間に余裕がある方は、最後の仕上げとしてやっておいても良いかもしれません。
試験までの学習スケジュール
文系未経験の私が学習を開始してから試験までのスケジュールになります。全体で学習時間は、50時間程度です。1週間で10~15時間の学習時間を確保していました。
2023年2月末学習開始
1週目~
AWS Skill Builder
2週目~
【CLF-C02版】これだけでOK! AWS認定クラウドプラクティショナー試験突破講座(豊富な試験問題300問付き)
3周目~
【CLF-C02版】この問題だけで合格可能!AWS 認定クラウドプラクティショナー 模擬試験問題集(6回分390問)
4週目~
・【CLF-C02版】この問題だけで合格可能!AWS 認定クラウドプラクティショナー 模擬試験問題集(6回分390問)3周目
・スマホアプリ「AWS認定クラウドプラクティショナー模擬試験」
試験当日
試験当日は、各々が選択した時間・場所(テストセンター)で受験します。個人PCで家からオンライン受験もできますが、ネットワークの不調なども不安なので、私は現地で受験しました。
問題文は、日本語で表示されますが、もともと英語で記載された文章を日本語翻訳してるので、意味が分かりにくいものは、英語の原文を読んでも良いかもしれません。試験時間は十分にありますので、1周解いて、分からなかったものに戻って解くというのが、効率的な進め方だと思います。
まとめ
この記事では、文系未経験者が1か月でAWSクラウドプラクティショナーに合格する体験談をお届けしました。AWSの基本的なスキルを身につけ、クラウドプロジェクトで成功するための準備を効果的に進めた方法をご紹介しました。
要点をまとめると以下の通り。
- AWSクラウドプラクティショナー資格は、クラウドの基本概念や主要なサービスに焦点を当て、文系未経験者でも理解しやすい形で提供されています。
- 学習に使用した教材・サービスとしてAWS Skill BuilderやUdemyのコース、スマホアプリがあり、これらを組み合わせて効率的な学習を実現。
- 学習スケジュールでは、50時間の短期間で効率的に試験対策を進め、合格に導く手法を提示。
学習において重要なポイントは、基本的な概念の理解と模擬試験の実施。特に、基本レベルの学習が本番試験に最も役立つことが強調されています。
AWSクラウドプラクティショナー資格を取得する際、以下のポイントを押さえて効果的に学習を進めましょう。
- 移動時間やすきま時間を活用して学習
- Udemyの動画教材は2倍速で視聴
- 模擬問題は間違えた箇所を中心に2~3周する
是非、自身のキャリアアップに向けて、AWSクラウドプラクティショナーの資格取得を頑張ってください。